2022/10/20尾形敏朗さん(教育)から出版のお知らせ

教育学部教育学科社会教育専修卒業の尾形敏朗です。昨秋の「小津安二郎 晩秋の味」
(河出書房新社)に続き、このたび「完本・巨人と少年 黒澤明の女性たち」(ワイズ
出版映画文庫・税込1650円)が発売となりました。92年に上梓した「巨人と少年 黒澤
明の女性たち」(文藝春秋)に、その後に執筆した論考を加えて改訂、完本としたもの
です。黒澤明監督(1910〜98)と言えば、豪快で力強い、いわゆる男性的な作風で知ら
れる映画界の<巨人>ですが、描かれる女性像にポイントを置いて見直すと一転、そこ
に純粋で潔癖な<少年>を見ることができるという、目からウロコの<謎とき黒澤明>
。新たな視点で、より黒澤映画を楽しめる本です。ご一読いただければうれしいです。
https://wides-web.com/412_bunkokurosawa/

2022/7/15 出版のお知らせ 小川秀樹

今月、研究仲間と書籍を出版します。
 小川秀樹(政治経済学部政治学科)

『三浦按針の謎に迫るー家康を支えたイギリス人臣下の実像』
 森良和、小川秀樹、フレデリック・クレインス編  
 玉川大学出版部 2022年7月刊行予定

平戸で発掘されたイギリス人ウィリアム・アダムス=三浦按針のものと
される遺骨の最新のDNA鑑定結果が出て、母方はイベリア半島がルー
ツとの驚きの結果が。本書はその謎にも迫っていきます。
 
 江戸初期は日本近世史上でも例外的なグローバル時代でした。日本を
舞台にポルトガル、スペイン、オランダ、イギリスの各国が入り乱れて
活発な外交活動を展開し、これらの国と結んで徳川家、諸大名、上方
西国の大商人、唐人商人らも利権を競い合いました。
そうしたなかで、徳川家康に仕えた三浦按針が大きな役割を果たしたの
は周知のとおりです。
 本書は、按針に関心を持つ国内の研究者が、それぞれの立場から按針
を多面的に捉え、その成果をまとめたものです。史料解読のほか科学的
分析も加えての考察ですが、大胆な仮説や問題提起も含まれます。
近年平戸の伝按針墓から出土した遺骨の科学的分析結果も注目を集めま
した。それらを踏まえた按針研究の新しい知見をぜひお楽しみください。


       各章と執筆者

第Ⅰ部 アダムスが見た世界と日本
第1章 イギリス人がなぜオランダ船でやって来たのか
   ーアダムスのドーヴァー海峡対岸への眼差し
    小川秀樹(元千葉大学・岡山大学教授、グローバル社会史)
第2章 アダムスとカトリック勢力
   ーアダムスが日本をスペインの侵略から救ったのか
     森良和(元玉川大学教授、西洋近世史)
第3章 平戸イギリス商館と幕府・平戸領主との権力関係
   ー按針が生きた時代の「代替り」
     鍋本由徳(日本大学教授、英学史)
第4章 帰国しなかった理由をめぐる一試論
   ー「エミグレ」か「ディアスポラ」か
      小川秀樹

第Ⅱ部 アダムスは卓越した航海士か、有能な貿易家か
第5章 「提督」向井政綱・忠勝とアダムス   
     小川雄(日本大学助教、江戸海運史)
第6章 アダムス作製の日本地図ー蝦夷、北方航路探検との関連で   
      森 良和
第7章 オランダ商館のためにも尽力した按針
   ー新出「按針宛書状」4通の分析を通じて
       フレデリック・クレインス
      (国際日本文化研究センター教授、日欧交渉史)
第8章 イギリス商館が短命に終わった理由
   ーオランダ商館こそアダムスの遺産か
      高千穂安長(元玉川大学教授、国際経営論)

第Ⅲ部 日本に骨を埋めたアダムスのルーツを探る
第9章 伝三浦按針墓出土の人骨を鑑定して   
    松下孝幸
    (人類学ミュージアム館長・元長崎大学助教授、人類学)
    松下真美(人類学研究機構・調査研究課課長、人類学)
第10章 「伝按針墓の遺骨」のDNA分析ー遺骨はかく語りき
   水野文月(東邦大学助教、古代ゲノム論・自然人類学)
第11章 アダムスの出自の謎を読み解く
   ー按針は「青い目のサムライ」か  小川秀樹
第12章 伝按針墓の歴史学的考察
   ー出土した遺骨がアダムスとは別人の可能性はあるか    
     森 良和
終 章 等身大のアダムス像を求めて      森 良和

書籍表紙

2021/2/21 向坂真弓(教育)より、朗読会のお知らせ

ピアノ・リュート・朗読で紡ぐ「銀河鉄道の夜」
2月21日(日)越谷北部市民会館にて

なお、コロナ感染状況によっては、中止になる可能性もあります。


イベント案内へのリンク

http://www.suncityhall.jp/recommend/vol32_1.html

朗読会ちらし 表 裏


向坂真弓のオフィシャルサイト

http://kousakamayumi.com

2021/12/15 山崎健(教育・地歴)より、自身がかかわった歳時記発刊のお知らせ

2年近くにわたり企画・構成・執筆・校正等に関わりました石寒太編著『八ンディ版 オ一ルカラーよくわかる俳句歳時記』(ナツメ社・税込2310円)が年末の12月15日に刊行されました。
多彩なカラー写真とともに、幅広い季語(6630語)と例句を収載した手応え充分の内容。640pのボリュームながら比較的ハンディで、初心者から愛好者まで句会や吟行で気軽にご活用できます。
また、例句を読むだけでも楽しく、なかなか刺激的です。

俳句・句会は「脳活」等にも有効といえます。新しい年は「新しい歳時記」から!
移りゆく季節や風物等を味わい感じつつ、日々を過ごしたいものです。
ぜひご覧いただき、ご活用いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

2020/10/29 役員で、54らメール通信担当の番平さんから、お便りとクマちゃん企画の大募集!! クマちゃんが笑い転げてますよ。

先日の孫達との会話を紹介します。 孫達は頭が柔らかく成長を感じました。
みんなで楽しく、笑って、気分的にもコロナを吹き飛ばしましょう!

小学2年の孫:「じいちゃん、Zoffって何?祖父なら知ってんだけど!」
じいちゃん:「やるなー」

孫:「入口が分かりにくいドラックストアはなんだ?」
じいちゃん:「…」
孫:「ココカラ入んだ!」

我々もこの年齢になると同じ様な経験があるのではないでしょうか。
孫やら親との会話で面白い話があれば、お便りコーナーに投稿してみませんか。

ひとつお願いがあります。
イラストで「笑いクマちゃん」を作ってみましたが、色を付けてません。 塗り絵して可愛い54らのクマちゃんにしていただけませんか?
ご自身の手先のトレーニングでも、 お孫さんとの塗り絵大会でも、OK。
塗り絵は、クリックすればダウンロードできます。
写メまたはスキャン、データ変換等して、jpeg、pdf、で、
54ra@kemi.jp宛にメールに添付して送ってください。
クマちゃんは「怒ったクマちゃん」などシリーズでなど続きます。
それでは寒くなってきましたので、ご自愛ください。