2024/05/09 著書のご案内:金子淳人

『「精神分析」と反「精神分析」』(彩流社刊)を出版しております。
フロイト、ラカン、そしてドゥルーズ、ガタリという4人の思想家について、それぞれの思想の全体像について、平易さを意識して、まとめました。364ページですが、ソフトカバーの本です。
フロイトの現代性、ラカンの他者論、ドゥルーズの現代社会論・文化論、ガタリの精神医療論、エコロジー論などが、テーマです。
実際に生かせる思想を、簡潔に書くことを心がけました。
ご興味がありましたら、どうぞお読みください。
   (第一文学部哲学科 金子淳人)

書籍紹介(彩流社サイト)

港区立みなと科学館:春の企画展

港区立みなと科学館(港区虎ノ門3-6-9)の館長で,54ら会メンバーの布施直人さん(商)から、企画展のご案内です。春休み、ゴールデンウィーク、お孫さんやお友達と出かけませんか?

2024春の企画展「すごいぞ!昆虫総選挙」 – みなと科学館

 みなと科学館主催、春の企画展「すごいぞ!昆虫 総選挙」
3月13日〜5月26日

約4億8千万年前(古生代オルドビス紀)に昆虫は植物を追って海から陸上に進出しました。初めて空を飛ぶことができた生きものです。最初の恐竜が出現した約2億4千万年前には、既にこの地球上で昆虫は古参の生きものでした。そして昆虫は過去5回起こった大量絶滅の4回を生き延び、現在も地球上の生態系の中で昆虫が一番の種類を誇っています。正確にはわかっていませんが、約100万種、未発見の種を含めると、その総数は500万種から1千万種に達する可能性があると推測されています。

「昆虫の惑星」でもある地球。昆虫の魅力はその豊かな多様性にあります。昆虫の姿、形、色、生態(生き様)など、注視すればするほど新たな発見と出会えます。昆虫の多様性への関心は、昆虫が幅広い環境に適応し、様々な生態系で重要な役割を果たしていることへの気づきに繋がります。昆虫は受粉、土壌生成、捕食者としての役割、そして食物連鎖の中で重要な位置を占めるなど、地球上の生態系の健康とバランスを維持するために不可欠な生きものです。

今回の企画展が皆様のセンスオブワンダー(神秘や不思議さに驚嘆する感性)や自然科学への関心を刺激し、昆虫の生態系での役割、科学的探究の楽しさ、そして自然保護の意義、生物多様性保全の重要性についても考えて頂くきっかけになれば幸いです。

さらなるサイエンスの学びへの新たな発見の機会となることを願っています。

2024年3月

港区立みなと科学館 館長

布施直人

リュートと朗読:向坂真弓

ガリレオXのナレーターでおなじみの向坂真弓さん(教育)から

リュート奏者・櫻田亨さんのYouTube「おやすみリュート」にゲスト出演いたしました。
柔らかく繊細なリュートの調べに乗せて、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」「永訣の朝」を朗読。
心に響くひとときをお楽しみください。

2024/03/09大和田秀二教授最終講義

54ら会の事務局長でもある創造理工学部・環境資源工学科の大和田秀二教授が2024年3月に退職されます。
退職にあたり誰でも参加できる最終講義が行われますので、是非聴講してみませんか。
最終講義の申し込みは不要です。これまでの研究内容を分かりやすく講義されると思います。

●最終講義
日時: 2023年3月9日(土) 15:00〜16:30
題目: 賢く壊して賢く分ける ※リサイクルや環境に関連する内容です。
会場: 早稲田大学理工キャンパス,63号館2階03・04・05室
※講義の後、退職記念パーティーが開催されます。
パーティーへ参加希望される方は大和田教授に直接メールで連絡をお願いします。
owadas@waseda.jp
日時: 2023年3月9日(土) 18:00〜20:00(受付開始17:00)
会場: リーガロイヤルホテル東京,ロイヤルホール(特)
会費: 13,500円

2024/01/21「ガリレオX」ナレーター向坂真弓

向坂真弓さんが「ガリレオX」のナレーターを担当されますので、是非ご覧ください

●ガリレオX:「サナダムシの世界~キモ美しきその存在は善か悪か?」
放送日時:BSフジ 放送1月21日(日)朝8時28分~9時 ※1月14日(日)の再放送です。

今回の放送内容:主役は「サナダムシ」。
ダイエットやアレルギー抑制に効果があるという情報が散見する一方で、寄生されれば必ず死に至る種類も発見されています。
※「今回だけは、お食事中に見ないでください!」とのことです。

「ガリレオX」はBSフジで毎週日曜日、朝8時28分から放送される科学ドキュメンタリー番組。
「深く・わかりやすく・面白く」伝えるをコンセプトに、サイエンスやテクノロジーにかかわる新しい動向や注目の研究を取り上げてきました。
過去には脳科学者の茂木健一郎さん、ips細胞の山中伸弥教授がゲスト出演。
また、早稲田大学理工学術院教授、54ら会メンバーの大和田秀二教授が「都市に眠る大鉱脈・レアメタル」の回に出演していらっしゃいます。
●次回は2月10日・17日の放送(テーマは未発表)に向坂さんがナレーターとして出演されます。

2023/7/2 「ぜんぶ絵でわかる5:RC造」出版 中村敏昭

3年かけて『ぜんぶ絵でわかる⑤RC造』出版しました!

この度、建築出版社大手の株式会社 エクスナレッジから
「ぜんぶ絵でわかる」シリーズ❺『RC造』を出版することができました。
https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767830476

本書はRC造の基本技術を理解し向上させる渾身の一冊で、建築技術者だけでなく、一般の方にも役立つものと信じています。

出版に至る経緯は『ものつくり大学』の三原教授からの執筆依頼を受け、新型コロナウイルス・パンデミックの最中でもありましたが、3年の月日を経てようやく実現しました。この出版の喜びは難産の子を産む親の気持ちのように感じています。

環境条件は違えども、良質な材料を用いた丁寧な設計・施工、そして適切な維持管理が、2つの建物の寿命を左右したそんな典型的な例を紹介しますと、

最古のRC造集合住宅である軍艦島の30号棟は劣化が進み、建物の寿命が危惧されています。ところが一方で三井物産横浜ビルは良質な材料と丁寧な設計・施工、そして適切な維持管理によって100年以上も現役の賃貸オフィスとして使用され続けています。

このような内容に興味のある方は、まずは書店で手に取ってご覧になってみて下さい

中村敏昭(理工学部建築学科:54ら会幹事長)

2022/10/29「音楽とともに福祉を考えるつどい」伊佐勉

千葉県四街道市の伊佐 勉です。
1979年に商学部を卒業しました。
地元で2009年から、ちっぽけな任意団体“Tea for two”の
代表として市民活動に励んでいます。
今回は身近な関心事である「認知症」をテーマとして、
後述の開催要領に基づき、イベントを実施することになりました。
気が向いたらお越し下さい。

☆☆☆☆☆☆☆  第10回『“音楽とともに”福祉を考えるつどい』
 《認知症を学ぶ》 
  -開催要領-

1.日時 2022年(令和4年)10月29日(土)13:30~16:30(受付 13:00~) 
2.場所 四街道市南部総合福祉センター「わろうべの里」1階“わろうびんぐホール”
 ●所在地 千葉県四街道市和良比635-4
 ●アクセス JR総武本線または成田線四街道駅南口から「お屋敷通り」を南へ約1km(四街道警察署そば)
 ●TEL 043-433-6201 
3.目的 超高齢社会の日本において、身近な関心事のひとつである
「認知症」について専門家を招き、会場の皆さんとともに学習する場を創造する。
4.日程
 ◆13:00~ 受付
 ◆13:30~13:40 オープニング
 ◆13:40~14:20 第1部 音楽コーナー『やすらぎのひとときを』
 ♪13:40~13:50 蔦 澄夫(独唱/ピアノ伴奏 古後 ふみ子さん)
 ♪13:50~14:20 徳田 雄一郎さん(サックス独奏)
 ◆14:20~14:30休憩
 ◆14:30~15:20 第2部 基調講演『認知症とともに生きる~もっと楽に、いい日々を~』
 ◎講師 永田 久美子さん(『認知症介護研究研修東京センター』副センター長)
 ◆15:20~15:30 休憩
 ◆15:30~16:20 第3部 シンポジウム『認知症は怖くない』
 ◎シンポジスト(順不同)
  ◇永田 久美子さん
  ◇石川 真理子さん
   (『四街道市千代田地域包括支援センター』開設準備室センター長/
     前・『チェリーコートグループホーム』管理者)
  ◇八代 裕美子さん
   (『四街道市地域包括支援センター』保健師兼認知症初期集中支援チーム員)
◆16:20~16:30 エンディング

★司会/第3部コーディネーター 河野 さくらさん

5.対象 関心のある方 
6.定員 80名(要予約)
7.参加費 無料
8.主催 Tea for two
▽連絡先⇒代表 伊佐 勉
 *固定電話 043-424-5351
 *携帯電話 080-1074-3126
 *Eメール osamu1956sumio220@docomo.ne.jp 
9.後援(予定) 四街道市/社会福祉法人四街道市社会福祉協議会/
         社会福祉法人愛光/認定NPO法人たすけあいの会ふきのとう/
      NPO法人風/NPO法人希望(順不同)
     

2022/10/20尾形敏朗さん(教育)から出版のお知らせ

教育学部教育学科社会教育専修卒業の尾形敏朗です。昨秋の「小津安二郎 晩秋の味」
(河出書房新社)に続き、このたび「完本・巨人と少年 黒澤明の女性たち」(ワイズ
出版映画文庫・税込1650円)が発売となりました。92年に上梓した「巨人と少年 黒澤
明の女性たち」(文藝春秋)に、その後に執筆した論考を加えて改訂、完本としたもの
です。黒澤明監督(1910〜98)と言えば、豪快で力強い、いわゆる男性的な作風で知ら
れる映画界の<巨人>ですが、描かれる女性像にポイントを置いて見直すと一転、そこ
に純粋で潔癖な<少年>を見ることができるという、目からウロコの<謎とき黒澤明>
。新たな視点で、より黒澤映画を楽しめる本です。ご一読いただければうれしいです。
https://wides-web.com/412_bunkokurosawa/

2022/7/15 出版のお知らせ 小川秀樹

今月、研究仲間と書籍を出版します。
 小川秀樹(政治経済学部政治学科)

『三浦按針の謎に迫るー家康を支えたイギリス人臣下の実像』
 森良和、小川秀樹、フレデリック・クレインス編  
 玉川大学出版部 2022年7月刊行予定

平戸で発掘されたイギリス人ウィリアム・アダムス=三浦按針のものと
される遺骨の最新のDNA鑑定結果が出て、母方はイベリア半島がルー
ツとの驚きの結果が。本書はその謎にも迫っていきます。
 
 江戸初期は日本近世史上でも例外的なグローバル時代でした。日本を
舞台にポルトガル、スペイン、オランダ、イギリスの各国が入り乱れて
活発な外交活動を展開し、これらの国と結んで徳川家、諸大名、上方
西国の大商人、唐人商人らも利権を競い合いました。
そうしたなかで、徳川家康に仕えた三浦按針が大きな役割を果たしたの
は周知のとおりです。
 本書は、按針に関心を持つ国内の研究者が、それぞれの立場から按針
を多面的に捉え、その成果をまとめたものです。史料解読のほか科学的
分析も加えての考察ですが、大胆な仮説や問題提起も含まれます。
近年平戸の伝按針墓から出土した遺骨の科学的分析結果も注目を集めま
した。それらを踏まえた按針研究の新しい知見をぜひお楽しみください。


       各章と執筆者

第Ⅰ部 アダムスが見た世界と日本
第1章 イギリス人がなぜオランダ船でやって来たのか
   ーアダムスのドーヴァー海峡対岸への眼差し
    小川秀樹(元千葉大学・岡山大学教授、グローバル社会史)
第2章 アダムスとカトリック勢力
   ーアダムスが日本をスペインの侵略から救ったのか
     森良和(元玉川大学教授、西洋近世史)
第3章 平戸イギリス商館と幕府・平戸領主との権力関係
   ー按針が生きた時代の「代替り」
     鍋本由徳(日本大学教授、英学史)
第4章 帰国しなかった理由をめぐる一試論
   ー「エミグレ」か「ディアスポラ」か
      小川秀樹

第Ⅱ部 アダムスは卓越した航海士か、有能な貿易家か
第5章 「提督」向井政綱・忠勝とアダムス   
     小川雄(日本大学助教、江戸海運史)
第6章 アダムス作製の日本地図ー蝦夷、北方航路探検との関連で   
      森 良和
第7章 オランダ商館のためにも尽力した按針
   ー新出「按針宛書状」4通の分析を通じて
       フレデリック・クレインス
      (国際日本文化研究センター教授、日欧交渉史)
第8章 イギリス商館が短命に終わった理由
   ーオランダ商館こそアダムスの遺産か
      高千穂安長(元玉川大学教授、国際経営論)

第Ⅲ部 日本に骨を埋めたアダムスのルーツを探る
第9章 伝三浦按針墓出土の人骨を鑑定して   
    松下孝幸
    (人類学ミュージアム館長・元長崎大学助教授、人類学)
    松下真美(人類学研究機構・調査研究課課長、人類学)
第10章 「伝按針墓の遺骨」のDNA分析ー遺骨はかく語りき
   水野文月(東邦大学助教、古代ゲノム論・自然人類学)
第11章 アダムスの出自の謎を読み解く
   ー按針は「青い目のサムライ」か  小川秀樹
第12章 伝按針墓の歴史学的考察
   ー出土した遺骨がアダムスとは別人の可能性はあるか    
     森 良和
終 章 等身大のアダムス像を求めて      森 良和

書籍表紙