2024/04/02 幹事会報告

日 時:2024年 4月 2日(火)18:15~19:30
場 所:校友サロン
参加者:(敬称略)林原・平野・日比野・戸叶・向坂・益田あけみ・
    益田聡・岡野・福島・老久保・遠藤・奥田・櫻井(記)

  • 3月幹事会議事録の確認
  • 報告事項

2-1 校友会から
第12回年次稲門会同号会議、代議員会、幹事長事務局長会(日比野) 

2-2 54ら会から
3月9日(土)大和田教授最終講義について(櫻井)
新執行部紹介HPアップ(益田あけみ)
総会までにアップするため、4月27日頃までに
写真と自己紹介文を出してほしい。

  • 討議事項
    3-1 「定時総会」について(林原)
    3-2 「定時総会・その他」(益田あけみ)
    3-3 イベント案(林原)
    3-4 定時総会案内ハガキについて

以下決定事項

・議事、懇親会の内容/進行 →グッズ告知を合唱前にする
・ハガキ文面/デザイン承認、週末出稿、26日投函 →HP,メール発信を合わせて準備
・懇親会司会 →向坂、小林
・拡大幹事会 →行わない
・投影画像:54ら活動の動画がいくつかある →老久保、益田あより情報あり。
・名札 →印刷して準備、ケースは購入(担当:林原)

・動員活動 →54ら通信に、活動参加者のコメントを載せ勧誘する。4回掲載予定。(担当:番平)
・ネット配信 →実施すべく検討中(担当:老久保)
・グッズ発注 →Tシャツ10枚、ポロシャツ20枚、タオル50-100枚(担当:益田あ)
5月幹事会で、当日の実施内容、事前準備の計画、進捗などを確認するので、人員が必要なものについて、各責任者は考えておくこと。

3-5 稲門祭54ら亭について(益田あけみ)

今年度は飲食可能になったため、54ら亭で日本酒販売の予定で準備する。

4.イベント案内

4-1 予定

  • ボウリングの集い(岡野)

4月6日(土)12:00~ 高田馬場グランドボウル(ビッグボックス8F)
6名参加の予定(3/31締切)

  • 早慶レガッタ(櫻井)

4月21日(日)13:30(時間変更) 桜橋墨田区側観戦席集合
懇親会:15:45 フラムドール 会費5000円
奮って参加してほしい。

  • 隅田川テラスラン(日比野)

4月21日(日)10:00 台東区リバーサイドスポーツセンター入口前集合。約1時間半のラン・ウォーク後、レガッタ応援に合流

  • 観劇会(山口桂子)

「アルカンシェル~パリに架かる虹~」
4月30日(火)18:00、5月18日(土)11:00
募集人数など、54ら通信発信までに連絡する。

  • ゴルフを楽しもう会:新緑ゴルフ(益田聡)

6月1日(土)武蔵の杜カントリークラブ(24名募集のところ23名申込み)  

4-2 報告

   特になし。

  

5. 次回幹事会

5月7日(火)対面幹事会 18:15~21:00 校友サロンにて

54ら会に参加して-2/種村隆久(一文)

■クリスマス会で初コーラス
最初は、コロナ前のクリスマス会(染谷記念国際会館)だったでしょうか。高校の時に合唱経験があるということから「TKB54シンガーズ」の村山団長から声がかかり、行ってみたら即本番。譜読みもなく「校歌」や「早稲田の栄光」を音を外しながら歌ったら久しぶりにハモって気持ちよかった。その後の懇親会もほとんど初めての人ばかりだったけど、いろんな人がいるなぁと感心しきり。

■走って、食べて、しゃべって!(54ラン、隅田川ラン、レガッタ観戦)
その後は、遠藤キャプテンを先頭に神宮外苑を走ったり(個人的にはほとんどウォーク 笑)、国立競技場の早稲田駅伝、隅田川ランとレガッタ応援など、都合がつく楽しそうなイベントに参加させていただきました。もれなく懇親会が付いてくるのも魅力!?

■ステージで歌うのは気持ちいい(TKB54シンガーズ)
大きな声で歌うのは気持ちいいし健康にもいいので、シンガーズはできるだけ参加してます。何より年に1回大きなステージでみんなで歌うのは楽しく気持ちがいい。きれいにハモった時の快感も蘇ってきました。

■交流が増えた!(大凧マラソン、首都圏外郭放水路(地下神殿)見学)
私が住んでいるのは埼玉県春日部市。ちょっと遠いかなと思いますが、大凧マラソン大会や外郭放水路見学などで訪ねていただく54らの方々もいらっしゃいます。時々、我が家に寄ってもらっての大宴会(笑)。いろんな人と話し、笑い、教えられています。

私の場合は、タイトルの「参加して」というほど参加してないけど。でも、自分が楽しそう、面白そう、と思うイベントにはちゃっかり参加してます。

6月22日の総会には300人が集まると聞いています。懐かしい顔を見つけるもよし。初めて会う人と盛り上がるもよし。それぞれの楽しみ方で過ごしたらどうでしょう。

TKB54ダンサーズ

TKB54ダンサーズ通信Apr.
来る6月22日(土)54ら総会に向けて

54らダンサーズ新メンバー募集中!練習会のご案内

===================

総会や稲門祭で54ら会テーマソングにあわせ、華麗なダンス・パフォーマンスを披露してきた、我らがTKB54おやじダンサーズ。コロナ禍でしばらく休眠していましたが、来る6月22日総会に向け、再結成することとなりました。2024年TKB54ダンサーズのニュー・コンセプトは、
「再起動54らダンサーズ! K-Popなんぞに負けねえぜ!」
新演出も考案中です。楽しみにしてくださいね!

そこで、これまでのメンバーに加え、参加者を熱烈募集中!新メンバーが続々と名乗りを上げていますが、まだまだ足りません。同期の仲間とワイワイ、テーマソングに合わせて汗を流しませんか?いやいや踊りなんてもう・・・などと思ってるそこのあなた!大丈夫です。4月から、練習会をご用意します。無理せず楽しく身体を動かしましょう。平日夜か週末に正味約1時間、4月1回、5月2回、6月2回ぐらいを予定。

まずは4月23日(火)18時過ぎから高田馬場駅近くの会場で第1回練習会を開始します。
締切は4月19日(金)まで、できればお早目に。場所など詳細をご連絡致します。

今後も練習の様子などを順次、お伝えしてゆく予定です。
まずは、ご参加をお待ちしています!

担当: ダンサーズ振付・ノリリン広渡(商)

2024/06/22(土) 第5回定時総会開催

リーガロイヤルホテルにて
15:30〜18:00

『1979年次稲門会 第5回総会』
2年ぶりに総会を開催します。

日時:2024年6月22日(土) 15:30〜18:00 (受付開始15:00)
場所:リーガロイヤルホテル東京
会費:10,000円 (同伴者も同額)

多くの皆様の参加をお待ちします。
総会の参加申し込み受付は4月26日から開始します。

54ら会のイベントが気になりながら、まだ参加したことのないかた、来てみるときっと楽しいよ!
参加したかたからのお便りを「54らの広場」に掲載してます。
こちらもご覧ください!! 
その1 小山田薫さんから
その2 種村隆久さんから

TKB54ダンサーズ通信はこちらから
テーマソングにあわせてTKB54らダンサーズがパフォーマンスを披露します

私たちは総会に参加します!!(参加予定者リスト)

当日のオプションとして
総会前に、キャンパスツアー
総会後に、二次会
を企画しています。

キャンパスツアー案内
50年前の入学時と違った最新のキャンパスをチョットだけ見学してみませんか。学生ガイドがご案内します。
・集合   13:00 早稲田アリーナ前 (旧 記念会堂)
・コース  歴史館~3号館(政治経済学部)
      ~會津八一記念博物館
      ~国際文学館(村上春樹ライブラリー)
      ~坪内逍遥記念演劇博物館
      ~11号館(商学部・国際教養学部)
      ~中央図書館(総合学術センター内)
      60分程度の行程
・特典   アカデミックガウン着用にて、
      大隈講堂及び大隈銅像を背景に記念撮影
      (14:00~を予定)  
・参加費  無料
・募集人数  20名程度
・撮影方法  ご自身のスマホもしくは持参のカメラで撮影
*荒天等の影響でコースの変更及び記念撮影が中止のなる場合があることをご了承ください。
         担当 村瀬

●二次会案内
総会・懇親会だけだは話し足りないかたへ、二次会もご用意しています。
大隈通り商店街にあるお洒落なグッドモーニングカフェで、思う存分話しましょう!

時間:18:30〜20:30
場所:グッドモーニングカフェ早稲田
会費:5000円程度(参加人数による)当日払い

2024/04/06第13回ボウリングの集い報告

4月6日、高田馬場グランドボウルにて
第13回ボウリングの集いを開催しました。

参加者は男女各3名で、個人戦とペア戦を行ないました。
個人戦の1ゲーム目は前田さんが抜群のコントロールでスペアを重ね、
大差のリードを奪い、岡野が終盤のダブルで2位で折り返しました。
2ゲーム目に入り、実力者の藤原さんがノーミス、ターキーの爆発力で
追い上げましたが、ハンデにも恵まれた前田さんが悲願の初優勝を
とげました。華麗なフォームの秋田さんが3位に入りました。
ペア戦は1ゲーム目は前田・岡野組の圧倒的リードでしたが、
2ゲーム目で秋田・藤原組が本来の実力を出し、大逆転で
優勝しました。右や左に球がそれてしまった今野さん、パワフル
ボウルの大和田さん組は今回は残念な結果となりました。
投球終了後は最寄りの石庫門の餃子で懇親を深めました。

次回は7月12日(金)1時より高田馬場グランドボウルにて
実施致しますので、ご参加くださいませ。

尚、集合写真の端に移っている大柄の方は当ボウリング場所属の
田中圭吾プロです。

参加者:秋田美津子、大和田秀二、今野玲子、
    藤原雅博、前田育子、岡野勝  6名

                           岡野勝

54ら会に参加して-1/小山田 薫(法)

◯54ら会初参加はラグビー早明戦(2022.12.4)
国立競技場で観戦好きの皆さまにお会いしました。妻が明治大学卒のため、家庭内ラグビー観戦ができないのですが、早大同期との「生」ラグビー観戦は本当に楽しい時間になりました。試合は残念ながら早21-35明という結果でしたが、参加して良かったと心から思いました。

◯次は名門中山カントリークラブでのゴルフ(2023.1)
初めての参戦にも関わらず皆さまが温かく迎えてくれました。
「法学部卒の小山田です。」
という自己紹介がちゃんと響いてくれたと実感しました。何と言っても同期!皆さまと打ち解けるのも早く、ゴルフのプレーもリラックスして楽しくできました。プレー後の懇親会は皆で鍋パーティー、美味しかった!温かく優しくまた活動的な面々とは飲んでいても最高です!大学生に戻り、新入生歓迎コンパに参加したみたいな気分でした。

◯続いて鬼怒川のゴルフ合宿(2023.11)
10年以上の歴史がある会のようですが、今回はスペーシアxという東武鉄道の新型特急を利用する旅です。夜は鬼怒川の満天の星を見て感動、その後の手作りの懇親会も石川さんご夫妻がご用意いただいたA5ランクの美味しいお肉に感激しました。

◯一年を振り返ると
さて、初参加からはや1年。54ら会のおかげで良き友と良い時間を過ごす大変「濃い」1年になりました!

54ら会は数ある校友会の中でも最も積極的に活動しているグループにはいるそうです。今年は4年に一度の定時総会(6月22日土)が開催で、300名位集まるそうなので、サークル(やんぐいーぜる)のメンバーを誘ってみる予定です。皆さまもこれからの人生を楽しんでいくために54ら会のイベントに参加してみてはいかがですか。

2024/06/11,29 観劇会

東京宝塚劇場 観劇会

月組
6月11日(火)18:00
6月29日(土)11:00

特に団体行動はいたしませんが、お近くの席で観劇します。
チケットは【数日前】の郵送となります。現地集合、現地解散です。
お問い合わせいただいたかたには詳細をお知らせします。
担当:山口桂子(商)

2024/02/16第16回冬の読書会報告

0216第16回冬のオンライン54ら読書会
2024. 2.16

【参加者】
篠原泰司(一文)、福島碧(社学)、加藤透(理工)、
沖宏志(理工)、首藤典子(一文)、内田大雅(二文)、
露木肇子(法)、仁多玲子(商)、石河久美子(一文)、
斎藤悟(社学)、前田由紀(一文)宮田晶子(政経) 
(以上12名、敬称略) 

なお、これまでの 読書会報告集Book List、もご覧いただけます。

〇篠原泰司(一文)

 『源氏物語』①~④  紫式部、角田光代訳 河出文庫 古典新訳コレクション 

 以前、原文(古文)で源氏物語を読んでいたことがあって、途中で止めてしまったことがある。いつか再開しようとずっと思っていたところ、今年(2024年)のNHK大河ドラマが紫式部をテーマにしているので、これを機に源氏物語への再挑戦を決意した。

 いずれ原文(古文)で読むにせよ、先に大まかに物語の全体像を現代文でとらえておいた方がいいだろうと、再開してみて感じた、それで角田光代の現代語訳を読むことにした。

 では、多くの女流作家の現代語訳があるなか、なぜ角田光代なのか?

 第一にオリジナルにかなり忠実な訳であるという印象があること。第二に物語中の和歌の解釈が比較的しっかりしている感じがあること。そして、第三は現代の小説を読んでいる感じがして、楽しく読めるような気にさせてくれるところである。

 今は文庫③の「少女(おとめ)」のところを読んでいる。

 『世界はラテン語でできている』 ラテン語屋さん SB新書

 私自身はラテン語にはもともと興味があるので、この本を読むことには全く抵抗がないのだが、なぜベストセラーになるくらいに買われて読まれているのかよくわからなかった。しかし、読んでみてその理由がわかったような気がする。あの「ハリーポッター」では多くのラテン語が登場するらしいのだ(私は「ハリーポッター」を読んだことがない)。また、この本は語学学習者だけに書かれたものではない。どちらかというと歴史や地理についての教養書という趣がある。これも売れる理由か?

 実は我々の日常生活に入り込んでいるラテン語がとても多いことが、読んでよくわかった。語源的に考えれば、欧米系の言語としては英語の次くらいに日常生活に入り込んでいる。例えば、アリバイ(他の場所)はALIBIから。エトセトラ(他のものたち)はET  CETERAというように。

 この本を読めば、世界の歴史及び地理的なことがらが、今までよりも深く理解できるようになるだろう。

〇福島碧(社学)

 『天地明察 上下』 冲方丁 角川文庫 

 以前、この読書会で、冲方丁の『光圀伝』を紹介され、その後、この「光圀伝」が非常に面白く読ませていただいたので、同じ著者の本を読んでみた。この「天地明察」は、暦を作った人の話。主人公の「とにかくくじけない」姿勢に、深く感銘を受けた。

 また、「カラン コロン」ーこれは、主人公が初心に返る時の心の音と思われるが、さらに進んで他の意味も含まれているのでは?天に向かって聴いているのでは?と思ったりした。

 『虜人日記』 小松真一 ちくま学芸文庫 

 こちらも、以前この読書会で、「一下級将校の見た帝国陸軍」山本七平著を紹介いただき、読ませていただいたところ、その中でたびたびこの「虜人日記 小松真一著」が引用されていたので、読んでみた。

 著者の小松氏は、戦時中、戦地でお酒を作るために東南アジアへ赴任した方。戦時中、出征した兵隊さんたちが、アジアでどんな暮らしを実際していたかがよくわかった「ひどいなあ」が感想。

 著者は、帰還後、戦時中のことは一切語らず、この本も、出版を目的とせず、小松氏が亡くなった後、一周忌に記念として親しい方に渡したところ、評判となって出版された。著者は、戦地の記録として、すべてこの日記に書き残したものと思われる。

『理想はいつだって煌めいて、敗北はどこか懐かしい』史明・田中淳(構成)、講談社

 2カ月に1回、東京芸術劇場でブランチコンサートをマゴと楽しんだ後、決まって池袋西口の人気中華料理店「新珍味」(史明氏が作ったお店)で台湾ラーメンを食べるだが、そこにこの本のポスターが貼ってあり、取り寄せて読んでみた。この本は、台湾の前総統である蔡英文が推薦している。「史明おじさんは、誰よりも強い行動力を持つ人です。彼の物語は、台湾、日本、中国の激動の歴史そのものです」

 中国大陸のスパイだった史明氏が、どこで何が原因で台湾独立派へ転換したのか、それを知りたくて読んだ。十分な答えを得ることができたように思う。

〇加藤 透(理工)

Permaculture: A Designers’ Manual, Bill Mollison, Tagari Publications Australia

『パーマカルチャー菜園入門』設楽清和 家の光協会

 パーマ・カルチャー農園の本について報告したが、何か、自分の趣味優先のようで、反省している。しかし、この「地上の楽園」とも例えられた、有機農園の最盛期に訪問することができたのは、幸運だったというしかない。みなさんも、このような農園があったことを覚えておいてほしい。

 次回以降、美学、農学からは離れ、このお集まりを活用して、40年ぶりに小説を取り上げて、読んで感想を報告したい。よろしくお願いします。

〇沖 宏志(理工)

『こころを旅する数学』ダヴィット・ベシス 晶文社

・数学においては脳内イメージの構築が重要。

・「天才数学者」と我々の違いは、「脳内に知覚イメージを構成する方法を知ってるか、知らないか」だけ。

脳内イメージを自由に展開する訓練を通じて数学する能力は向上させられる。

・数学的アプローチは頭の中のヨガのようなもので、数学は脳に作用し、世界の見方を変える。数学は、指せないものに正確に話す試みのうち、人類唯一の成功例。

…というような事を言っていて実におもしろい。

〇首藤典子(一文)

80’s エイティーズ ある80年代の物語』橘 玲 幻冬舎文庫

「マネーロンダリング」 「タックスヘイブン」の著者が過ごした80年代を書いたもので、70年代後半に在籍した第一文学部で一部重なる世情、新宿、高田馬場界隈の当時の風景に頷きながら、著者の歩んできた出版業界での仕事、生活の様子、キャリアを重ねて彼自身が変わっていく姿、どのように成功を納めていったかを知り、濃い人生を歩んできた人だと、同郷の誼もあり嬉しくまた誇らしくも思える。

 また、オウム真理教への潜入取材を試みたり、ドラッグに溺れていった同業者や、仕事の苦しさから仕事も家族も失い放浪していく編集仲間と関わったりしながら、それに感化されることなく、小説執筆の境地に至っていく、危ないながらも客観視できる強さがあればこそ、と思える作品。

〇内田大雅(二文)

『「原因」と「結果」の法則』ジェームズ・アレン 坂本貴一訳、サンマーク出版

 デール・カーネギー、オグ・マンディーノなど、現代成功哲学の祖たちが、もっとも影響を受けた伝説のバイブルAs a Man Thinketh。聖書に次いで一世紀以上もの間多くの人々に読まれ続けている、超ロング・ベストセラー、初の完訳。

 この世は道理でできている。道理を無視して成功はありえない。

〇露木肇子(法)

『家庭裁判所物語』清永 聡 日本評論社

『三淵嘉子と家庭裁判所』清永 聡 日本評論社

 この4月からNHK朝ドラ「虎に翼」が始まる。ヒロインは、女性初の弁護士、判事、裁判所長となった三淵嘉子さんがモデルである。

 三淵さんは戦前法学部で唯一女性に門戸を開いた明治大学を卒業し、昭和13年に司法試験に女性として初めて合格し、昭和15年弁護士になる。昭和22年、まだ裁判官を男性に限る法律が改正される前に、彼女は裁判官採用の願いを出し、司法省は困って、とりあえず民法改正作業を手伝わせた。家制度をなくし、男女平等を基本理念とする現民法は、昭和22年に制定された。昭和24年にはGHQ提案の家庭裁判所が発足した。

 三淵さんは同年から地裁判事補になり、昭和37年に家裁に異動になる。そして、早稲田出身の宇田川潤四郎裁判官のもと、アメリカの家裁をモデルにした、独立的・民主的・科学的・教育的・社会的家庭裁判所を実現すべく奮闘する。本書には、この経緯が資料に基づいて詳細に書かれている。

 家庭裁判所には、今多様な問題が持ち込まれている。DV・モラハラ・虐待を理由とする離婚や親権争い、LGBTに関連する問題等である。これらは人の命や生き方に直接関わってくる。

 今後親権等について民法改正となれば、ますます複雑化・深刻化することが予想される。およそ家裁の現体制で処理できるとは思えない。裁判官も調査官も研修も庁舎も明らかに不足している。

 家裁の機能が大きな問題となっているいま、「虎に翼」が発足当時の理想に燃える家裁をどのように描くか、今からとても楽しみである。

〇仁多玲子(商)

『終止符のない人生』反田恭平 幻冬舎

 この本は、反田恭平の自伝のような本。小さい頃、ピアノを弾くようになった経緯から始まって、ショパンコンクールで2位入賞するまで、自分の観点から詳しく語られている。

 子供の頃は、父親の影響が大きかったようだ。父親に反発しながら、ピアノの道に進むようになった。成長してからは、優秀な師につながり、いまの反田恭平が出来上がったと言える。

 やはり、何かで名をたてる人は、才能も必要ですが、運も必要なんだということが、よくわかる。

 そして、最後にショパンコンクールだが、やはり、外国人の審査員、聴衆に受けられるよう、日本人、「侍」を意識してピアノを弾いたようだ。そういう意味で、反田さんは、演出力もあったと思われる。

 いろいろな意味で、反田恭平というピアニスト、彼は、これからは小さいころから夢だった指揮者になろうと努力しているようだが、彼を見守りたいと思う。

〇石河久美子(一文)

『最後の授業-心をみるひとたちへ』北山修 みすず書房

 著者はフォーククルセダーズのミュージシャン、「帰ってきたヨッパライ」の作詞家であるが、その後、精神分析の専門家になり九州大学教授となる。本書は、九州大学での最終講義を中心に、学生たちに伝えたいことや彼の精神分析感をまとめたもの。作詞家は人の心を言葉でなぞる仕事だから、人の心を言葉で取り扱う臨床心理学の精神分析を選んだとの転身のいきさつに納得。

 昔話や神話を精神分析に活用する方法を取っており「鶴の恩返し」に思い入れがあるようだ。異類婚姻説話は西洋にもあるが、正体がばれても去らずハッピーエンドになる話が多いといった物語の読み解き方も新鮮で面白かった。

(映画)『JFK 新証言 知られざる陰謀』オリバー・ストーン監督(2021年) 

 ケネディ大統領暗殺にまつわるドキュメンタリー。同じくオリバーストーンにより1992年に作成された「JFK」は、豪華俳優をそろえ事実とフィクションを織り交ぜた社会派エンターテイメントであったが、こちらは新たに公開された文書や関係者へのインタビューを元にストーンの仮説を緻密に検証していく。情報量が多く当時のアメリカの立ち位置、世界情勢に関する知識不足のため、未消化に終わったが、底知れぬ闇の深さを感じた。頭をフル回転させて観るべき作品。

〇前田由紀(一文)

『百年の子』古内一絵 小学館

 小学館は、いまでこそ総合出版社だが、名前でも分かるように創業当初は、小学生用の学習雑誌学年誌から始まった出版社である。関東大震災前年に創刊された。私たち昭和世代では、おなじみの雑誌だと思うが、私も学年誌「小学〇年生」の毎月号の発売を楽しみにし、家族と一緒に付録を組み立てたことを思い出す。これは、創立百周年を迎えるにあたって、編集部が、小学館の歴史を振り返る小説となっている。特に戦時下での記述に重きがおかれ、著名な作家たちが執筆し、国策雑誌として志願兵を促すメディアとなっていたことにも気づかされた。メディアの罪深さも世相を反映したとはいえ事実として知っておくべきである。

(映画)『ゴジラ-1.0』山崎貴VFX・脚本・監督 東宝

 ゴジラ生誕70周年記念作。前作『シンゴジラ』も面白かったが、今回欧米でもかなり人気があるということで先月鑑賞し、その理由を実感した。VFXでは、職人技ともいえる丁寧な作りで、海の波形には、1年間費やしたという。スタジオの若手が精巧な作りに大きく貢献したことも知り、うれしくなった。『ゴジラ対モスラ』を子供時代に観て特に印象に残っていて、力強いテーマ曲が懐かしく、感動した作品となった。54ら会の皆さま、必見!

〇宮田晶子(政経)

『鎌倉の名建築をめぐる旅』内田青蔵、中島京子 エクスナレッジ

 私は建築が好き。専門的な知識はほとんどないが、古い建物に入ると、そこに生きた人々の暮らしや思いが垣間見られるような気がして、興味深い。この本は私が住む鎌倉にある名建築を近代建築史が専門の内田氏と『小さなおうち』で直木賞を受賞した中島氏が巡り、建築的な解説を内田氏が担当、中島氏は鎌倉と建築をめぐるエッセイを寄せるというスタイルになっている。本を手に取った時は、鎌倉の古い洋館の紹介本かと思ったが、建長寺や鶴岡八幡宮などの寺社、近代美術館などの新しい建築についての解説もある。写真が多く、見ているだけで楽しいが、中島氏のエッセイや両者による対談も面白い。最近のタワマンなどは和室がない物件も多く、「6畳」と言っておおよその大きさが共有できる日本人の感覚が失われるのは勿体無い、という指摘が興味深かった。

2024/03/05幹事会報告

54ら会 2024年 3月 幹事会 【 対面幹事会 】
議 事 録
作成:幹事長 中村 敏昭
◇ 日 時:2024 年3月5日(火)18:15~19:30
◇ 場 所:校友サロン
◇ 参加者:(敬称略)
櫻井・林原・小林・平野・日比野・戸叶・向坂・益田あけみ・村瀬・鈴木伸治・益田聡・岡野・福島・
中村(記)
◇ 討議・確認事項
1. 2月幹事会議事録の確認
2. 報告事項
2-1 校友会から
① 特になし
2-2 54 ら会から
① 特になし
3. 討議事項
3-1 「定期総会」について(林原) 資料1「1979 年次稲門会(54ら会)第5回総会」
資料1「1979 年次稲門会(54ら会)第5回総会」の説明があり、承認された
今回はHPからの申込み・事前入金のみとし、原則当日の参加はない
飲食代は、10,000 円/人とするので、総会のマイナス分(約50 万円程度)は54 ら会から支出する
各イベントとも10 分程度を目安とする
グッズについては懇親会中途に販売時間を設ける
ダンス時にテーマソングを合唱は歌わない
参加申込みについては、キャンパスツアー参加についても追加
キャンパスツアーは54 ら会で計画する(村瀬さんが櫻井さんとの打合せで決定)
日本拳法部への謝礼については、2024 年度の寄付金を検討する
総会議事については、最初にシンガーズによる合唱を入れる
総会議事までは旧執行部が、イベントからが新執行部が取り仕切る
写真撮影は懇親会最後に15 分程度見込む(学部別かいなか席については再度検討)
3-2 「定期総会・その他」(益田あけみ) 資料2「参加者管理の流れ」
① 案内発信から参加受付、参加リスト作成への流れ(申込み開始までのスケジュール)
資料2「参加者管理の流れ」の説明があり、承認された
ハガキ発送については、GW前の4月26 日発送予定なら4月17 日までにMDコーナー
納品目標(2022 年実績では1,643 人に郵送)
② グッズ製作案
Tシャツ、ポロシャツ、その他
T シャツ10 枚程度、ポロシャツ10~20 枚程度(2 色か4 月中を目途に購入希望を募るか?)、
タオルを追加制作する
新規(ボールペン等)は制作しない
費用については、4月幹事会で提示予定
③ WEB 担当から
ホームページへの新執行部掲載入替えタイミング(総会1週間前を目途とする)
④ 協議事項
・ ダンサーズ練習会場費(6回練習予定で、約25,000 円程度)
・ ホームページ更新のための外注費(約50,000 円以内とする)
・ 新執行部HP掲載用写真とコメント(新執行部5人確認済)
3-3 イベント案(村瀬)
・ 3案の「総会イベントラフ案」が説明された
4.イベント案内
4-1 予定
① 早慶レガッタ(櫻井) → 案内文参考
4月21日(日)12:30~ 桜橋墨田区側観戦席集合
同日10:00 から「隅田川テラスラン」開催予定
② 観劇会(山口桂子)
「アルカンシェル~パリに架かる虹~」
4月30日(火)18:00
5月18日(土)11:00
③ ゴルフを楽しもう会:新緑ゴルフ(益田聡)
6月1日(土)武蔵の杜カントリークラブ
OUT・IN 9:28 各3組(計6組)先着24 名(2/27 現在21 名申込み)
セルフ 昼食付 常用カート ¥20,280
懇親会:そば処よしひろ(\5,000 程度)
申込期限:5月25 日まで(定員になり次第、キャンセル待ち)
④ ボウリングの集い(岡野)
4月6日(土)12:00~ 高田馬場グランドボウル
2月23 日(金祝)は悪天候予報と参加者体調不良により、下記の日時に変更
「早慶レガッタ」のような案内文を作成予定
⑤ 春の読書会(前田、代中村)
5月24 日(金)19:30~21:00
4-2 報告
なし
4. その他
大和田教授最終講義(3月9日)への参加人数を確認した
5. 次回幹事会
4月2日(火)対面幹事会 18:15~21:00 交友サロンにて
5月・6月も総会に関する討議があるので、対面幹事会とする
(予定日)5月7日(火)・6月4日(火):交友サロン申込み済
以 上